ブログ記事内に挿入した画像には、キャプションや代替テキスト(alt属性)を設定することができます。

キャプションと代替テキストは、それぞれ異なる目的をもち、サイトの評価においても異なる側面で影響します。

今回は、これら2つの違いを解説していくよ!
キャプションと代替テキスト(alt属性)の違いって?
まずは、キャプションと代替テキストのおおまかな違いです。
キャプション | 代替テキスト(alt属性) | |
おもな目的 | 画像への補足説明、文脈提供(読者向け) | 画像の内容を伝える(非表示時、スクリーンリーダー、検索エンジン向け) |
表示 | 通常、画像の近くに常に表示される | 画像が表示されない場合に表示される、通常は非表示 |
SEO効果 | 間接的(コンテンツの質向上、関連キーワード) | 直接的(画像検索、コンテンツ理解) |
アクセシビリティ (ユーザーの利用しやすさ) | 重要度はalt属性ほどではないが、補足情報として役立つ場合がある | 非常に重要 |
対象 | すべての読者 | スクリーンリーダーユーザー、検索エンジン、画像非表示ユーザー |



SEO的には、意味のある画像に代替テキストを設定するのは必須レベル!
続いて、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
キャプションについて
目的
画像への補足説明: 画像だけでは伝わりきらない情報や、画像の文脈、著作権情報などを読者に対して補足的に説明するためのテキストです。
画像の下や横に表示されることが多いです。
コンテンツの理解促進: 読者が画像と合わせてキャプションを読むことで、記事全体の理解を深める助けになります。
サイトの評価への影響(おもにコンテンツの質とエンゲージメント)
コンテンツの質向上: 適切で有益なキャプションは、記事全体の質を高め、読者の理解を助けます。
これにより、読者の滞在時間が延びたり、満足度が向上したりする可能性があります。
SEO(間接的): キャプション内のテキストも検索エンジンに認識されるため、関連キーワードを含めることで間接的にSEOに貢献する可能性はあります。
ただし、代替テキスト(alt属性)ほど直接的なSEO効果を期待できません。
エンゲージメント: 面白いキャプションや問いかけるようなキャプションは、読者のコメントやSNSでのシェアを促すこともあります。
入力する内容
画像そのものの説明に加えて、その画像が記事の中でどのような意味をもつのか、関連情報、出典、面白いコメントなど、読者にとって有益または興味深い情報。
代替テキスト(alt属性)について
目的
アクセシビリティ向上: 画像が表示されない環境(通信速度が遅い、スクリーンリーダーを使用している視覚障がい者など)のユーザーに対して、その画像が何であるかを伝えるためのテキストです。
SEO: 検索エンジンが画像の内容を理解するのを助けます。画像検索のランキング要因の一つにもなります。
サイトの評価への影響(おもにSEOとアクセシビリティ)
SEO効果: 適切に設定されたalt属性は、検索エンジンが画像の内容を理解し、関連するキーワードで画像検索結果に表示されやすくなる可能性があります。
また、ページ全体のコンテンツ理解を助け、SEO評価に良い影響を与えることも。
アクセシビリティ評価: ウェブアクセシビリティの観点から非常に重要です。
alt属性が適切に設定されているサイトは、より多くのユーザーにとって利用しやすいサイトと評価されます。



これはW3Cのガイドライン (WCAG) でも推奨されているよ!
ユーザビリティ: 画像がなんらかの理由で表示されなかった場合に、代替テキストが表示されることで、ユーザーはなんの画像だったのかを把握できます。
入力する内容
画像の内容を簡潔かつ具体的に説明するテキスト。
「〇〇をしている猫の写真」「赤いリンゴのイラスト」など。
装飾目的の画像で特に意味がない場合は、あえて代替テキストを設定しないのもありですが、基本的には内容を説明するテキストを入れるのが推奨されます。
さいごに
画像に代替テキストを設定することはSEO的にも必須レベルですが、キャプションの重要度も今後増していくかなと思います。
なぜなら、AIによるコンテンツが増えつつあるなか、
キャプションを使用して「かわいい!」「おいしそう!」のような感情という一次情報を加えることで、そのコンテンツの価値が高まると思うからです。



みんなもぜひ画像にキャプションや代替テキストを設定してみてね!