『PowerPoint』で見やすい文字とは?フォント・サイズ・色の基本

PowerPointでスライドに文字を入れてみたものの、

  • 「なんだか読みにくいな…」
  • 「後ろの席の人にもちゃんと見えるかな?」
  • 「どのくらいの文字サイズが適切なの?」

と、文字の見た目で悩んでしまうこと、ありませんか?

Wordの文書と違い、PowerPointのスライドはスクリーンに投影して、少し離れた場所から多くの人に見てもらうことが前提です。

かきばナ

プレゼン資料の文字は「読みやすさ」が命!
どんなに良い内容でも、文字が読みにくいと伝わらないからね。
今回はその基本をマスターしよー!

もくじ

PowerPointで見やすい文字とは?フォント・サイズ・色の基本

各操作はWindows11で行なっています

PowerPointの文字入力の基本:「テキストボックス」

まず、PowerPointの文字入力の基本をおさらいしましょう。

Wordと違い、PowerPointではスライドに直接文字を打ち込むのではなく、「テキストボックス」という点線で囲まれた箱の中に文字を入力します。

PowerPointのテキストボックス。

このテキストボックスごと移動させたり、大きさを変えたりすることができます。

どこで操作するの?:「フォント」グループ

文字の書式設定は、リボンの「ホーム」タブの中にある「フォント」グループから。

PowerPointリボンのフォントグループ。
テキストボックスを選択すると現れます

見やすい文字に設定してみよう!

【共通の操作】
書式を変えたい文字をドラッグして選択するか、テキストボックスの枠線をクリックして箱全体を選択してから、目的のボタンをクリックします。

① 見やすい「フォントの種類」を選ぶ

プレゼン資料では、遠くからでも読みやすい、装飾の少ないシンプルなフォントがおすすめです。

かきばナ

線が細い明朝体よりも、ある程度の太さがあるゴシック体の方が見やすいよ!

  • おすすめのフォント例: メイリオ、游ゴシック、Yu Gothic UI、ヒラギノ角ゴシック (Mac) など
PowerPointでおすすめのフォント例。

② 適切な「文字のサイズ」にする

PowerPointの文字サイズは、Wordの感覚で設定すると小さすぎて読みにくくなってしまいます。

スクリーンに投影することを考え、思い切って大きく設定するのが基本です。

文字サイズの目安

  • タイトル: 32pt ~ 44pt 以上
  • 本文・箇条書き: 18pt ~ 24pt 以上

会場の広さやスクリーンの大きさにもよりますが、最低でも18pt未満にはならないように意識すると良いでしょう。

③ 目立たせるための「色」と「太字」

文字の色は、背景色とのコントラスト(明暗差)がはっきりしているものを選びましょう。

白い背景に濃い青濃い緑の文字は見やすいですが、薄い黄色水色の文字は背景に溶け込んでしまい、非常に読みにくくなります。

文字色の変更アイコン。
文字色の変更はこのボタンから!

また、文字を強調したい場合は、色を変えるよりも「太字」 (B) にする方が効果的なことも。

PowerPointの文字の見やすい色と太字の例。

太字にするだけで、文字がくっきりと見え、視認性が格段にアップします。

まとめ

基本的な操作はWordと似ていますが、「スクリーンで多くの人に見せる」という前提で、「ハッキリ・クッキリ・大きく・シンプルに」を意識することが、伝わるプレゼン資料を作るためのポイントです。

今回紹介した基本を押さえて、誰にとっても見やすいスライド作りを目指しましょう!

「やさしいOffice」では、これからもPowerPointの便利な使い方をどんどん紹介していきます!

他の人にも紹介する
  • URLをコピーしました!
もくじ