スライドが切り替わる演出!『PowerPoint』画面切り替え効果の基本

PowerPointではスライドの中の文字や図形を動かす「アニメーション」とは別に、

スライドそのものを動かす「画面切り替え(トランジション)」機能があります。

プレゼンをしているとき、

かきばナ

もう少し印象的にスライドを切り替えたいなー

と思ったときに使いたいのが画面切り替えです。

これは、スライドから次のスライドへ移る「間」に、動きや演出を加える機能のこと。

さりげなく使うだけで、プレゼンテーション全体がプロっぽく、洗練された印象になりますよ!

もくじ

スライドが切り替わる演出!『PowerPoint』画面切り替え効果の基本

各操作はWindows11で行なっています

「画面切り替え」効果を設定してみよう!

画面切り替え効果の設定は、リボンの「画面切り替え」タブにすべての機能がまとまっているので、とても簡単です。

【基本的な設定手順】

  • まず、画面切り替え効果を適用したいスライドを、画面左側の一覧からクリックして選択します。
PowerPoint、画面左側の一覧からスライドを選択。
2番目のスライドを選択しました。
  1. リボンの「画面切り替え」タブをクリックします。
PowerPoint、リボン内の「画面切り替え」タブ。
  1. 「画面切り替え」グループに表示される効果の一覧から、好きなものをクリックして選びます。
PowerPoint、画面切り替えの効果一例。
たくさんの効果があります。右下のを押すとさらに表示されます。
  1. 効果をクリックすると、その場でプレビューが自動再生され、どんな動きかを確認できます。

どんな効果があるの?(よく使う効果の例)

画面切り替え効果はたくさんありますが、ビジネスシーンなどでよく使われる、さりげなくて使いやすい効果の例をいくつかご紹介します。

  • フェード: もっともシンプル。前のスライドがふわっと消え、次のスライドがふわっと現れます。どんなプレゼンにも合います。
PowerPoint、画面切り替え「フェード」の例。
  • プッシュ: 次のスライドが、前のスライドを下や横から押し出すように現れます。
PowerPoint、画面切り替え「プッシュ」の例。
  • ワイプ: 次のスライドが、前のスライドを拭うように表示されます。
PowerPoint、画面切り替え「ワイプ」の例。
  • スプリット: 画面がカーテンのように中央から左右に分かれて、次のスライドが現れます。少し動きをつけたいときに。
PowerPoint、画面切り替え「スプリット」の例。

効果の細かい調整をしてみよう!

選んだ効果は、さらに細かく調整することができます。

① 効果のオプション

「スライド切り替え」グループの右側にある「効果のオプション」ボタンをクリックすると、同じ効果でも動きの方向などを変えることができます。

たとえば、「プッシュ」なら「下から」だけでなく「右から」「左から」などを選べます。

PowerPointの画面切り替え「効果のオプション」。

② タイミング(期間など)

リボンの右側にある「タイミング」グループでは、効果の速さなどを調整できます。

  • 期間: 画面切り替え効果にかかる時間(秒数)です。数字を大きくするとゆっくり、小さくすると速く切り替わります。
  • クリック時: これにチェックが入っていると、マウスクリック(またはキー操作)で次のスライドに進みます。通常はこのままでOKです。
PowerPointの画面切り替え「タイミング」設定。

全てのスライドに同じ効果を適用するには?

1枚のスライドに好みの画面切り替え効果と設定をしたら、「タイミング」グループにある「すべてに適用」ボタンをクリックしてみましょう。

これだけで、プレゼンテーション内のすべてのスライドに、同じ設定が一括で適用されます。

非常に便利で、プレゼン全体に統一感を出すことができます。

まとめ

スライドの「間」にさりげなく演出を加えるだけで、プレゼンテーションの質がぐっと上がったように見えます。

かきばナ

ただし画面切り替え効果も、アニメーションと同じで使いすぎは禁物!

特にビジネスシーンでは、派手すぎる効果(「カーテン」とか「折り紙」など)を使うと、内容より動きに目がいってしまうので、「フェード」のようなさりげない効果を「すべてに適用」で統一するのがおすすめ

まずはいくつか試してみて、自分のお気に入りを見つけて、プレゼン全体に統一感をもたせることから始めてみてくださいね!

「やさしいOffice」では、これからもPowerPointの便利な使い方をどんどん紹介していきます!

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