仕事でもプライベートでも、使えると便利なMicrosoftOffice。
ここ『やさしいOffice』では、Word・Excel・PowerPointの
- 「これ、どうやるんだっけ?」という基本的な操作
- 知っているとちょっと便利な豆知識
これらを、初心者の方や久しぶりに使う方にも分かりやすく解説していきます。

まずは一緒に、Excelの基本からマスターしていこー!
印刷したら表がはみ出た…『Excel』の印刷範囲をピッタリ指定する方法
Excelで作った表、いざ印刷してみたら
- 「表の右側が次のページにはみ出ちゃった!」
- 「関係ない部分まで印刷されてる…」
なんて経験、ありませんか?



せっかく作った表なのに、印刷で失敗するとガッカリしちゃうよね…。でも大丈夫!
Excelには、印刷する範囲を自分で決めたり、ページの区切り位置を確認・調整したりする便利な機能があります。
今回はその基本となる「印刷範囲の設定」と「改ページプレビュー」の使い方をご紹介します!
まずは確認!「改ページプレビュー」で印刷イメージを掴もう
印刷を実行する前に、まず「どこでページが区切られて印刷されるのか」を確認するのが大切です。
そのために使うのが「改ページプレビュー」という表示モードです。
切り替えるには、リボンの「表示」タブ → 「ブックの表示」グループ → 「改ページプレビュー」をクリックします。


(または、Excel画面右下のステータスバーにある専用アイコンをクリックしてもOKです)


この画面では、ページの区切りが青い線で表示されます(破線はExcelが自動で決めた区切り、実線は手動で設定した区切り)。
また、印刷されない範囲はグレーで表示されるので、印刷イメージを掴みやすいのが特徴です。
方法1:ここだけ印刷したい!「印刷範囲」を自分で設定する
「表全体じゃなくて、この一部分だけを印刷したい!」という場合に便利なのが「印刷範囲の設定」機能です。
1.まず、印刷したいセル範囲をマウスでドラッグして選択します。


2.リボンの「ページレイアウト」タブを開きます。
3.「ページ設定」グループにある「印刷範囲」ボタンをクリックし、表示されたメニューから「印刷範囲の設定」を選びます。


これで、選択した範囲だけが印刷対象として設定されました。





「改ページプレビュー」で見ると、設定した範囲以外がグレーアウトしているのを確認できるよ!
【印刷範囲を解除したいときは?】
「ページレイアウト」タブ → 「印刷範囲」→「印刷範囲のクリア」を選べば、設定を解除できます。
方法2:ページの区切りを調整!改ページプレビューで線を動かす



表全体を印刷したいけど、なんか中途半端なところでページが区切られちゃってる…
という場合は、改ページプレビュー画面で区切り位置を調整しましょう。
「改ページプレビュー」表示中に、ページの区切りを示す青い破線(または実線)にマウスカーソルを合わせると、カーソルの形が変わります。
その状態で線をドラッグすると、好きな位置にページの区切りを移動させることができます。(破線はドラッグすると実線に変わります)


【手動で設定した改ページ(青い実線)を解除したいときは?】
解除したい青い実線を、印刷範囲の外(グレーの部分)までドラッグすると、線が消えます。




印刷範囲を設定したり、改ページの位置を調整したりしたら、最後に「印刷プレビュー」
(Ctrl+P または ファイル→印刷)で最終的な印刷イメージを確認するのが確実です。
まとめ
Excelの印刷で「表がはみ出る」「不要な部分が印刷される」といった悩みは、「印刷範囲の設定」と「改ページプレビュー」での調整で解決できることが多いです。



とくに改ページプレビューは、印刷イメージを確認しながら調整できるからとっても便利!
これらの機能を活用して、紙の無駄なく、見た目もキレイな印刷を目指しましょう!
「やさしいOffice」では、ほかにもExcelの便利な使い方を紹介しています!