文字や図形が動く!『PowerPoint』アニメーションの超基本

かきばナ

イイ感じのスライドを作ったけど、なんだか動きがなくて単調だな…

と感じることはありませんか?

そんなときに役立つのが「アニメーション」機能。

アニメーションを使えば、スライド上の文字や図形、写真などに動きをつけることができます。

適切に使うことで、聞き手の視線を誘導し、プレゼンテーションの理解度を高めます!

もくじ

文字や図形が動く!PowerPointアニメーションの超基本

各操作はWindows11で行なっています

アニメーションって何?どんな種類があるの?

PowerPointのアニメーションは、スライド上の各要素(テキストボックス、図形、画像など)に動きをつける機能です。

アニメーションには、動きの目的別におもに4つの種類があります。

  • 開始(緑色): 要素がスライドに登場するときの動き。(例: ふわっと現れる「フェード」)←今回はこれを使います!
  • 強調(黄色): すでに表示されている要素を目立たせる動き。(例: ブルっと震える「スピン」)
  • 終了(赤色): 要素がスライドから消えるときの動き。(例: すーっと消える「フェード」)
  • アニメーション パス(白色): 要素が特定の軌道に沿って動く。

基本的なアニメーションを設定してみよう! (簡単3ステップ)

ステップ1:動きをつけたい要素を選ぶ

まず、アニメーションを設定したい文字の入ったテキストボックスや、図形、画像などをクリックして選択します。

PowerPointでアニメーションを設定したい要素を選択する。

ステップ2:アニメーションの種類を選ぶ

要素を選択した状態で、リボンの「アニメーション」タブをクリックします。

「アニメーション」グループに、たくさんの効果(緑や黄色の星マーク)が一覧で表示されます。

今回は、要素を登場させる「開始」の緑色の効果から、好きなものを選んでクリックしてみます。(例:「フェード」「ワイプ」「スライド イン」など)

PowerPointのアニメーション効果選択メニュー。

ステップ3:プレビューで動きを確認!

アニメーション効果をクリックすると、その場で動きのプレビューが自動で再生されます。

また、設定した要素の左横に、小さな数字(1, 2, 3…)が表示されます。

これはアニメーションが再生される順番を示しています。

PowerPointアニメーションのプレビュー再生例。
リボン左端の「プレビュー」ボタンで何度でも確認できます。

アニメーションのタイミングを設定する(超基本)

設定したアニメーションを「いつ動かすか」を決めるのがタイミング設定です。

「アニメーション」タブの右側にある「タイミング」グループで設定します。

初心者のうちは、「開始:クリック時」を選んでおけば間違いありません。

PowerPointアニメーションのタイミング設定(クリック時)。

これは、『スライドショー中にマウスをクリックするか、キーボードの矢印キーを押したときにアニメーションが開始される』設定です。

かきばナ

自分の話すペースに合わせて動きをコントロールできる、使いやすい設定だよ!

複数の要素にアニメーションを設定するには?

一つのスライドにある複数の要素に、順番にアニメーションを設定することも簡単です。

動きをつけたい要素を、表示させたい順番にクリックして、それぞれにアニメーション効果を設定していくだけです。

すると、要素の横に「1」「2」「3」…と順番に番号が振られていきます。

PowerPointで複数のアニメーションを設定した例。

設定したアニメーションの順番を変えたり、細かい設定をしたりしたい場合は、「アニメーション」タブにある「アニメーション ウィンドウ」ボタンを押すと、画面右側に設定一覧が表示されて便利です。

かきばナ

アニメーションは楽しいけど、見づらくなっちゃうから使いすぎは禁物!

まとめ

アニメーションで文字や図形を順番に表示させるだけでも、聞き手の視線を集め、話の展開を分かりやすくすることができます。

まずは簡単な「開始」アニメーションから、ぜひあなたのプレゼンテーションに取り入れて、聞き手を惹きつけるスライド作りを目指しましょう!

「やさしいOffice」では、これからもPowerPointの便利な使い方をどんどん紹介していきます!

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